Chikuwa letters

書評・歌詞・短編小説・雑記

白濁した謎(歌詞)

 

崖から今日も飛び立つ

スピードは緩やかに

落ちる 灰色の酸素を吸い込んで

 

かりそめの正義を気取り

過去を振り返らず

友が出す情熱の花

散る時に受け取るだろう

 

孤独が着替えて堕ちる 朝まで

耽美を描き 幻と

泣きそうな無が

夕時に凪いだ

 

神様の統計に疎く

疑心暗鬼が刃で

君というやわらかな

生き物を切り裂いた

 

嘗めた顔をしてる

君と酸素を取り合う

 

虹が映す肢体の目

鳥のように飛ぶ姿勢